米オバマ大統領、最後の演説&温暖化対策の論文を発表!
1月11日の鏡開きの日、日本では、2019年元日に新天皇が即位、元号は半年前までに決まるというニュースがありました。
あと2年で「平成」という時代が終わるということですね。
なんとなく2020年の東京オリンピックを時代の節目として認識をしていましたが、その節目が早まったような感があります。
次はどんな時代になるのでしょうか。
そして、同日、アメリカではオバマ大統領が日本時間11日午前に最後の演説を行いました。
2008年の大統領選で「チェンジ(変革)」を掲げ、黒人初の大統領に選ばれたオバマ氏。
今回の最後の演説では「普通の人たちが物事に関わり、結束した時に変化が起こることを学んだ」と述べました。
また、気候変動問題に触れ、
「気候変動問題の否定は次世代への裏切り」と述べました。
環境問題への取り組みに否定的なトランプ氏を牽制した形となりますが、環境問題の世界的な取り組みの方向性が今後どのようになるのか、非常に気になるところではあります。
パリの会議に参加した方数人からお話を伺いましたが、皆さんパリ協定の成立に尽力したオバマ大統領の功績を称えていらっしゃいました。
オバマ大統領の「地球を守りたい」という強い思いとリーダーシップが「パリ協定」を実現させました。
気候変動問題という分野は先進国と途上国の対立が激しく、合意も難しいのですが、見事纏め上げました。
また、この度オバマ大統領は温暖化対策とクリーンエネルギーに関する論文を発表しました!
http://science.sciencemag.org/content/early/2017/01/06/science.aam6284
オバマ大統領は「温室効果ガスの排出削減と、経済成長は両立できる」とする論文を米科学誌サイエンスに発表し、地球温暖化対策に懐疑的なトランプ次期大統領に政策の継続を訴えました。
論文の中で4つの理由をあげてクリーンエネルギー化の流れが止まることはないと主張しています。
まもなくトランプ新大統領となりますが、この強い思いが継承されるよう願っています。
日本とアメリカのトピックを見て、あぁ時代が変わっていくのだなと思った1日でした。