8月12日は航空安全の日。日航機墜落事故から29年、忘れないための作品ご紹介
8月12日は「航空安全の日です。
昭和60年(1985年)のこの日の18時56分、
日航機123便が群馬県御巣鷹山の尾根に墜落しました。
520人の犠牲者を出し、生存者は4人。
単独機としては世界最悪の犠牲者数を出した
航空機墜落事故となりました。
幼い頃の記憶はあまりない私ですが、
この事故のショックはとても強く覚えています。
窓から空を眺め、「九ちゃん死んじゃった...」と
悲しく思ったことをありありと思い出します。
飛行機には歌手の坂本九さんも乗っており、
43歳の若さで亡くなられました。
*
あの悲しい事故から29年。
30回目の夏となります。
今年も68家族226人の遺族が御巣鷹山へ慰霊登山をしました。
また、今年はフジテレビが
特番「8.12日航機墜落 30回目の夏 生存者が今明かす“32分間の闘い”
ボイスレコーダーの“新たな声”」を生放送しました。
機内の再現ドラマや当時の映像、、
墜落現場での中継など見ごたえのある特番でした。
当時の機内を再現した映像や犠牲者の方々が必死に遺した遺書、
ボイスレコーダーから伝わる緊迫したコックピット、
生存者へのインタビュー、、
大事な命を一瞬で奪った事故の重さを改めて感じ、
胸が痛みました。
事故から29年、このような惨事を繰り返さないために
事故の記憶を風化させないことも大事なことと思います。
この事故をより深く知るのに
圧巻の筆致で描かれた下記作品をおすすめしたいです。
なお、緻密な取材に基づきこれらの大作を完成させ世に送った
横山秀夫さん、山崎豊子さんは本当に素晴らしいと思います。
こういった作品に触れることで
安全について、命について考える良い機会になり、
悲しい事故が起こらない社会になることを望みます。
クライマーズ・ハイ (文春文庫) (2006/06) 横山 秀夫 商品詳細を見る |
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫) (2001/12/26) 山崎 豊子 商品詳細を見る |
沈まぬ太陽 スタンダード・エディション(2枚組) [DVD] (2010/05/28) 渡辺 謙、三浦友和 他 商品詳細を見る |